仕事で成果を出したいけど、なかなかうまくいかないとお悩みの方、
外資系コンサルがどんなことを意識して仕事をしているのか、気になりませんか?
「コンサルの仕事なんて自分がやっていることとは違うから」と思っているかもしれませんが
そんなことはありません!
実はコンサル以外の仕事でも意識して取り組める仕事術がたくさんあります。
今回は著書「外資系コンサルの知的生産術」より、コンサルの仕事以外でも
活用できる仕事術をご紹介していきます!
顧客の期待値をコントロールする
仕事において、失敗とはどんなことだと思いますか?
良い成果物が出せない、成果物を出す納期が遅れてしまったというようなことを
想像する方が多いのではないでしょうか。
しかし失敗の多くは顧客の期待値と実際の成果物のギャップによって決まるのです。
つまり、例え成果物の質が低くても、当初の納期よりも遅れてしまったとしても
最終的には顧客が求めていた期待値以上のものかどうかが重要になります。
そしてこの顧客の期待値は自分である程度コントロールできるものです。
多くの人はこのコントロールをしていないがために失敗してしまいます。
では顧客の期待値をコントロールするためにはどうすれば良いのか?
これも難しいことではありません。
しっかりと事前に顧客との制約条件を調整するだけで良いのです。
求められている成果物に対して、予算が足りないのか、時間が足りないのか
懸念事項が少しでもあるのであれば顧客に説明しておくことが必要です。
人は相手に話しづらいことを後回しにしてしまいがちですが、
一番話したくない時こそ、話さなければいけない時なのです。
プロジェクトの途中段階でも、同じことです。
少しでも懸念事項が出てきたのであれば、すぐに相手に伝えるべきでしょう。
こうして事前に調整をしておくことで、最終的な成果物が同じものだったとしても
成功か失敗かの判断が大きく変わって来ます。
成果物自体の質やつくるスピードに注目するだけではなく、
まずは顧客のイメージの中でギャップが生まれる懸念を潰すための行動を意識しましょう!
指示は行動ではなく”問い”で出す
「これを調べておいて」というようなざっくりの指示を受けたとき、あなたはどう思いますか?
何をどう調べればいいかわからず、とりあえず調べた結果を伝えたら上司に怒られる。
そんな経験をしたことがある方も少なくないと思います。
この指示の出し方は非常に悪い例です。
良い指示は必ず問いが明確化されています。
問いが明確化されていることで、どういうアウトプットを出すべきかが明確になり
成果が出る仕事に繋がるのです。
例えば、ある業界について調べたい時にどんな指示を出すべきなのでしょう。
×「この業界について調べておいて」
○「この業界はどの程度市場規模があるのか?」
○「拡大傾向なのか、縮小傾向なのか?」
○「どのような市場セグメントに分けられるのか?」
このように問いを明確にすることで、何をどこまで調べれば良いのかが明確になります。
当たり前のように感じるかもしれませんが、この問いが明確化されていないことによって
際限なく調べ物をして結局出てきたアウトプットも薄い内容になってしまっているという
失敗を繰り返している人は多いと思います。
指示を受けたときも問いが明確になっていないようだったら
自分から相手に積極的に確認をすることが大切です。
一次情報を意識する
一次情報とは、自分で直接体験して得た情報や、自らの調査や実験で得た情報など、
他の人のフィルターを介していない情報のことをいいます。
何かを調べようとした時に、実は世の中には二次情報以下のものばかりです。
一次情報は調べるのに時間や手間がかかり、収集するのは難しいものになります。
しかし、だからこそ一次情報の価値は高くなります。
困ったときには現場を見なさいとされるのは、この一次情報が得られるから
という理由も大きいと思います。
いきなり一次情報を集めることから始めるのは難しいかもしれませんが
まずは自分の見ているものが一次情報なのか?二次情報にあたるのか?
意識してみるだけでも成果が変わってくるかもしれませんね。
まとめ
顧客との期待値のコントロールについて触れましたが、ここでいう顧客とは
取引先相手のことだけではなく、身の回りの上司などが相手のときにも当てはまります。
上司が求めていることに対してのギャップがあると怒られたりするものですよね。
今回ご紹介した内容は普段のちょっとした仕事の中でも意識して活用できるものが
多いと思います。
ぜひ、まずは1つでも試してみて下さい!
コメント
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