必ず知っておくべき!人に騙されないためのスキルとは?③

今日から使える仕事術

過去2回にわたってご紹介してきた人に騙されないためのスキルですが、
今回は「希少性を利用する」「権威を利用する」というテーマでご紹介していきます!

前回までの内容はこちら…
必ず知っておくべき!人に騙されないためのスキルとは?①

必ず知っておくべき!人に騙されないためのスキルとは?②

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか 単行本 – 2014/7/10
ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳)

希少性を利用する

「残りわずか!」「先着何名様まで!」といった売り文句がよく使われるのも
希少性が高いものを欲しくなる人間の心理が利用されています。

これも前回の記事でご紹介した通り、脳が楽して判断しようとしているんですね。

ここまではなんとなく普段の生活からイメージがつくのではないかと思います。
しかしここからが非常に有効的だと感じたポイントでした。

それは、あとから希少性が高いと分かった時の方が、
より「欲しい」という欲求が高くなるということです。


例えば次のような場合、どれが1番評価が高くなると思いますか?

①最初から10枚あるクッキー
②最初から2枚しかないクッキー
③最初は10枚あったけと、途中で2枚に減らされてしまうクッキー

これはあとから希少性が高いと知らされる③のクッキーだったのです。

つまり最初から「残り僅か!」と知らされているより、
悩んでいる途中で「実はこれ残り僅かなんですよ…」と知らされる方が
欲しいと思ってしまうということになります。

お店の在庫が少ないかどうか、実際はそのお店の中でしかわかりません。
みなさんもこのように誘導されたケースに見覚えがないでしょうか。

権威を利用する

人間はやはり肩書や権威によって相手の意見を信じるかどうかを判断してしまいます。
権威者に服従すれば利益があるという心理が働くからです。
これは考えているというよりも、反応してしまっている状況です。

そのため、この権威は見せかけでも効果を発揮することが出来ます。
例えば服装です。
警察官や警備員の服を着た人に対してはたいていみんな従おうとします。
実際にその人が警察官や警備員の資格があるかどうかはわかりません。
これも権威が利用されているケースです。

人間はこのように深く考えずに反応するように権威に従ってしまいます。

まとめ

頭では理解していることでも、実際にその場面に出くわした時に
考える間もなくこれらの心理が反応してしまうことが恐ろしいところです。

騙されないためには、これらを理解した上で安易に反応しないように
心掛けることが必要です。

ぜひ普段の生活からどのようなテクニックが利用されているか
気にして見るように試して下さい!

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