ストレスは体に悪くない!?ストレスを力に変える方法とは

書籍紹介

“ストレス”という言葉を聞くと、悪いイメージをする人がほとんどですよね。
実際に日々のストレスを多く感じている人は、とても生きづらいと思います。

しかしこの本を読めば必ず考え方を大きく変えるきっかけになります!
「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」

スタンフォードのストレスを力に変える教科書 単行本 – 2015/10/22
ケリー・マクゴニガル  (著), 神崎 朗子 (翻訳)

当著書では、ストレスは体に良いものだと考えることが大事だということが
様々な研究結果などをもとに説明されています。
ではそれはどういうことなのか?
概要や気になったポイントを簡単にご紹介していきます!

ストレスは体に悪くない?

まず当著書で述べられているのは、
ストレスは体に悪いと考えていること自体が健康を害する要因になっているということです。

確かにストレスを感じる度に、体に悪いと思っていたら身が持ちませんよね・・・。

実際にポジティブな人は、ネガティブな人に比べて平均寿命が7.6年も長いという
研究結果もあるそうです。

そもそもストレスとは、
自分にとって大切なものが脅かされたときに生じるものであるとされています。
どうでもいいことにストレスは感じません。
つまり、物事についてどう考えるかによって、その物事から受ける変化します。

そしてストレスは日常からなくなることはありません。
これらを理解し、ストレスを減らすことよりもストレスの考え方を改めて
ストレスを受け入れること
が何よりも大事なのです。

それではストレスを受け入れることでどのような良い効果があるのでしょうか。

ストレスがプラスに働く事例①

ホテルの客室業務員の業務の例です。
この仕事は1時間に300キロカロリーも消費することもあるような運動量だそうです。
これを「あぁ、疲れる仕事だな…」と思うのか「良い運動になっているな」と思うのかで
実際に痩せる度合いが変わったというのです。

人によっては過度な労働と感じてストレスを溜め込んでしまいそうなことも、
考え方次第でプラスの力に変えることが出来るわかりやすい例ですね。

ストレスがプラスに働く事例②

妊娠中はできるだけストレスを抱えないように・・・と気を使いますよね。
私も子供が2人いるので、夫としてではありますがその経験をしています。

しかしある大学の研究では、妊娠中に大きなストレスを受けて生まれた赤ちゃんたちは
脳の発達が優れていて、心拍変動が高いという結果が出た
ものもあったそうです。
誰もが害だと考えていそうな妊娠中のストレスに対してもこのような事実があるのは驚きました。

これはお腹の中で、母親のストレスホルモンにさらされることによって
胎児の発達中の神経系がストレスへの対処の仕方を覚えているからだそうです。

もちろんストレスの度合いにはよりますが、
過度にストレスを与えないようにと気をつけるあまり、母親にも赤ちゃんにも
悪影響を与えかねないということは覚えておいて損はないと思います。

まとめ

私はこの本を読んで、ストレスへの考え方がかなり変わりました。
ストレスが体に良い影響を与えることを知っていると、
日々の悪いと思われる出来事のほとんどがプラスに捉えられます。

ストレスを感じたときには、「これは役に立つものだ」と言い聞かせるだけでも
大きな効果があると思います。

ぜひこの本を読んでストレスへの考え方を再考してみてはいかがでしょうか。

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