地頭力は生まれつきの才能だと思っていませんか?
実はこの力は鍛えられるものです!
そのための1つの考え方として「フェルミ推定」というものがあります。
実は筆者もこの本を読むまでは知らない考え方でした…。
今回は地頭力を鍛えるための「フェルミ推定」について
著書「地頭力を鍛える」の内容をもとにご紹介していきます!
フェルミ推定とは?
まずフェルミ推定とは、把握することが難しいと思える数量を
何らかの推定ロジックによって短時間で概算を求める方法です。
つまりどういうことか?例題を考えてみるのが一番近道かと思います!
【例題】※制限時間3分
日本全国の電柱の本数は何本か?
さて、これを新たに検索などをすることをせずに
今時分の中にある情報の中から何かしらの解を出しなさいと言われた時に
みなさんはどうしますか?
普段なら検索してしまえばすぐ出てきそうなものですが、
その衝動に駆られてしまう時点で、その意識を変える必要があります!
これは完璧な正解を出すことが目的ではなく、考えるということが重要なのです。
実際にコンサルティング会社の採用面接ではこういった質問がよくされるそうです。
この問題を見た時に「知識が足りなすぎるよ…」と感じた方も、実はそんなことはありません。
あくまで推定なので、近い数字を出すことは難しいことではないのです。
日本の大体の人口はなんとなく知っていますよね?
では人口を考慮した上で世帯数を考えるとどれくらいの数字になるだろう?
世帯に対して電柱はどれくらい立っているだろう?
このように知っている情報の中から仮説を立てて細かい数字は抜きにして
簡素化して考えていくことで、推定していくことが出来ます。
すぐに正解を調べてしまうのではなく、このように考える姿勢を身につけることで
地頭力が鍛えられるというのです!
フェルミ推定を学ぶべき人はどんな人?
ではどんな人がこのフェルミ推定を特に学ぶべきなのでしょうか。
当著書では以下の6つのようなことが紹介されていました。
- 検索エンジン中毒
- 情報コレクター
- 完璧主義
- 猪突猛進
- セクショナリズム
- 経験至上主義
どれか1つでも当てはまるという方も多いのではないでしょうか。
特に1つ目の「検索エンジン中毒」は情報が溢れて利便性が上がっている現代だからこそ
増えてきてしまう部分ですよね。
まとめ
今回紹介した例題以外にも、街中にはフェルミ推定を試せる問題が溢れています。
郵便ポストの数はいくつか?
都内の信号機の数はいくつか?
まずは気になる数字を見つけてみる。
そして実際にフェルミ推定を試してみる。
そうすることで実際の仕事の中でも、例えば新規事業の市場規模だったり
投資対効果の算出など、短い時間であてをつけられるようになります。
この考え方を知っているだけでライバルに差をつけられるかもしれません!
ぜひ気になる数字で試してみて下さい。
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