必ず知っておくべき！人に騙されないためのスキルとは？①

人は知らないうちに様々なものに影響を受けています。
自分で決めたつもりでも、実は誰かに誘導された判断だったということは
実は誰しもがよくあることなのです。

それではどのような人間の心理を利用して、
そのような操作が行われているのでしょうか？
これを知っているだけで、自分を守るための武器になるかもしれません。

今回は著書「影響力の武器」の内容をもとに、
日常的に使われているテクニックをご紹介していきます！

コントラストの原理

コントラストの原理とは、
今起こっている出来事の捉え方が、前に起こった出来事に影響を受けてしまう原理のことです。

例えば、まず先に高い値段のものを見てから、その後に少し安い値段のものがあると
つい安く感じてしまって本当は高額でも手を出してしまうことってありますよね。
これもコントラストの原理が働いていると言えます。

家を購入したり、結婚式の準備をしたりといった経験がある方は想像がつきやすいかもしれませんが、
最初にかなり高額な買い物をしているので、オプションのようなものを後からつけられても
安く感じてしまって気付いたら驚く金額になっているなんてこともよくある話です。
本当はオプションも単体で見たらかなり高額なのですが…。

これらも実は販売する側はこのコントラストの原理を利用して意識的に行っているのです！

前の出来事に引きずられず、冷静に単体として見極めることが損をしないための秘訣です。

返報性の原理

親切をされたら、親切を返さなくてはいけないという心理が働くようなことを
返報性の原理と呼ばれています。

これは親切に限らず、会話の中で相手が自分を秘密の話をしてくれたから
こちらも秘密の話を少しくらいしても良いか…というような心理状態も
返報性の原理が働いているといえます。

よく使われるのが、譲歩してくれた相手に譲歩を返さないといけないという
心理を利用したものです。

交渉の場面で、最初にまず無茶苦茶な契約条件を提示されたとします。
それは当然拒否しますよね。
しかし相手が、「じゃあこれなら…」とかなり譲歩した契約条件を提示してきたらどうでしょう？
「そこまで譲歩してくれるなら…」と承諾しても良い気持ちになってしまいます。

実はこのテクニック、承諾した側も、最終的に自分で選択したという心理が働いて
納得感も高まってしまうという効果もあるのです！

意識して見てみると、色々な場面でこのテクニックは使われているのです。

まとめ

振り返ってみると、「あれももしかしてこのテクニックを利用していたのでは…」といった
出来事もあるかもしれませんね。

しかしこれを知っているだけで、悪い情報操作から回避出来ることも増えると思います。

ぜひ今日から意識して良いことに活用してみて下さい。
次回も引き続き、日常的に使われている心理テクニックをご紹介していきます！