丁寧に伝えているつもりなのに、思ったように相手が動いてくれないことはありませんか?
組織に所属していれば部下や他部署のメンバーを動かしたい時、
営業職であれば顧客と対峙している時、家庭内でもパートナーにうまく想いを伝えたい時など。
今回ご紹介する著書「超影響力」はそんなまさにそんなお悩みをお持ちの方が
実践出来る内容が盛りだくさんのものとなっていました!
いくつか気になった部分をご紹介していきます!
シュムージング
シュムージングとは本題に入る前に自分のことをのネタにした雑談を挟むテクニックです。
営業職の方であればなんとなくイメージがつくかもしれませんが、ここでポイントなのは
あくまでも自分のことをネタにする、しかもコアな部分に触れる話題にすることです。
よく事前の雑談で、「今日はあいにくの雨ですねー」というように天気の話を
する人を見かけますが、これとは違います。
例えば、お金や健康に関する心配事のようなものです。
趣味の話でも、ただ「趣味は○○です」と話すのではなく、
その趣味を始めたきっかけや学んだことのエピソードを交えて話すことで
コアな部分に触れた話題になります。
これにより“返報性の原理”が働き、初対面でも打ち解けやすくなります!
ストレングス
ストレングスとは、聞き手に自信を与えて行動を起こしやすくさせるテクニックです。
よく他の誰かと比較した自信の与え方をする人がいますが、そうではなく
その人の過去と現在を比較させて、あなたには価値があると気付かせることがポイントです。
「1年前では出来なかったことが、今では1人で簡単に出来るようになっているね」など
過去と現在を比較させた話をします。
自信を取り戻すと、話し手に好意を抱きます。
しかし嘘で褒めることは見破られてしまうので、もちろん本心を伝えましょう!
アドバイス・シーキング
人は、頼み事をしてきた相手を好きになるという心理があります。
これは、自分が親切な行動をしたのは、相手のことが好きだからという
心の動きが作用しているそうです。
アドバイス・シーキングとは、相手にアドバイスを求めて好意を抱かせるテクニックです。
実際に、このアドバイスを求める会話を加えるだけで、ある商品の成約率が
8%から42%に上昇したというデータもあるといいます。
信頼を勝ち取るため、関係性を良くするためには、魅力を伝える好意だけではなく
このようにお願い事をするような会話も挟んでみると良い結果に繋がるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
当著書でも書かれていましたが、こういった知識は知っているだけでは意味はなく、
実践することが非常に重要になります。
実際にやってみることで、自分に合うものなのかどうか、
何か応用出来ることはないかなど、見えてくることがたくさんあります。
次回も引き続き様々なテクニックをご紹介していきます!
ぜひ些細な内容でも良いので、実際に試してみて下さい!
コメント
[…] 人を動かすためのテクニックは、大衆を動かすような大きなことだけではなく普段の仕事上の交渉や、夫婦間の会話でも知っていて損はないものになっています。前回は「シュムージング」、「アドバイス・シーキング」というテクニックについてご紹介していきました。人を動かすために重要なこととは?①今回も引き続き著書「超影響力」より、人を動かすためのいくつかのテクニックをご紹介していきたいと思います! […]