「イシュー」という言葉をご存知でしょうか。
この考え方を知っているだけで、生産性が一気に上るかもしれません。
ここでいう生産性とは、いわゆるライフハックのようなものではなく
「どれだけのインプット(投下した労力と時間)で、どれだけのアウトプット(成果)を生み出せたか」
としています。
ではこの「イシュー」とは何なのか、著書「イシューからはじめよ」よりご紹介していきます!
イシューとは?
イシューとは当著書は下記のように定義されています。
■2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
■根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
このように本質的な課題の部分をイシューとしています。
短時間で価値のある成果を出すためには、まずはこのイシューの見極めが重要です。
世の中は一見重要そうに見えて、重要ではない問題で溢れています。
そして人は重要かどうかではなく、簡単に手を付けられそうなものから
解決をしていこうとしてしまいます。
重要ではない問題、つまりイシュー度が高くない問題にいくら時間を費やしたところで
その仕事に価値はありません。
その問題に対する解がいかに素晴らしくても、
そもそもの見極めを間違えていたら意味がないのです!
よいイシューとは?
ではよいイシューとはどのようなものなのでしょうか。
よいイシューの条件は3つあります。
- 本質的な選択肢である
- 深い仮説がある
- 答えが出せるものである
特に気になるのは3つ目の「答えを出せるものである」ということです。
これは今答えを出すべきではないもの、今の自分の能力では手に負えないものも含みます。
なかなか生産性が上がらない人を見ていると、
自分だけでは答えが出せないものに対して一生懸命時間を使っている人をよく見ます。
この見極めを誤って時間をかけてしまうと、何のアウトプットも出せないまま
ただ時間だけが過ぎてしまいます。
答えを出せないものに時間をかけずに、まずはイシューの見極めからやっていきましょう。
まとめ
「イシュー」とは何か、なんとなくご理解頂けたでしょうか。
要は問題を解くよりもまずは問題を見極めることが大事だということです。
誰も求めていない問題の答えを出したところで、そこに価値はありません。
短時間で価値のある仕事をしている人はこのイシューの見極めに長けています。
当著書では更に具体的な、イシューを導き出すフレームワークなどが書かれています。
まずはイシューの見極めから意識して、
興味があればぜひ詳しく本を読んでみて下さい!
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