マネジャーに必要な考え方とは?「インナーワークライフ」②

書籍紹介

前回は「インナーワークライフ」という観点から

小さな出来事が与える大きな影響についてご紹介しました。

マネジャーに必要な考え方とは?「インナーワークライフ」①

[テレサ・アマビール, スティーブン・クレイマー, 中竹竜二, 樋口武志]のマネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力
マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力 Kindle版
テレサ・アマビール  (著), スティーブン・クレイマー (著), 中竹竜二 (著), & 1 その他

今回は「インナーワークライフ」に影響を与えているものについて

もう少し詳しく学んでいきましょう!

触媒ファクターと阻害ファクター

触媒ファクターとは仕事を直接支援する出来事のことです。

阻害ファクターはその逆で名前の通り、仕事を直接妨げるものです。

残念なことに人はポジティブなことよりネガティブな出来事の方が

大きな影響を与えられてしまいます。

つまり阻害ファクターの方が、より大きくマイナスな影響を与えるということです。

マネジャーはいかにこの障害となる阻害ファクターを取り除いてあげるかが重要になってきます。

ではどのようなものが触媒ファクターになり得るのでしょうか。

  • 明確な目標設定
  • 自主性を与える
  • 時間を与える(与えすぎない)
  • サポートをする
  • リソースを提要する
  • 問題と成功から学ぶ
  • 自由活発なアイデア交換

このようなものが触媒ファクターの要素として挙げられます。

逆にこれらが達成されない状況では、阻害ファクターが大いに存在しているということです。

栄養ファクターと毒素ファクター

次に栄養ファクターと毒素ファクターについて見ていきます。

触媒ファクターと阻害ファクターと似たような言葉ではありますが

栄養ファクターと毒素ファクターは尊重や励ましといった

感情的なサポートの部分のことを指しています。

例えば栄養ファクターは次のようなものです。

  • 尊重
  • 感情的サポート
  • 励まし

当たり前かもしれませんが、仕事に直接影響を与えるようなサポートだけではなく

このような感情的な部分のサポートも重要ということですね。

まとめ

マネジャーはいかにこういった阻害ファクターや毒素ファクターをなくし

メンバーに何かしらの進捗が出ているという状況を作ることが大切です。

また、今回ご紹介したようなサポートをするためには、正確な情報が必要です。

そのためには普段から活発に意見が言い合えるような心理的安全な環境づくりも

心掛けなければなりません。

ぜひ今のチームがどういう状態なのか、振り替えてみてはいかがでしょうか。

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