人生が変わる必ず読むべき1冊!「嫌われる勇気」とは?②

書籍紹介

前回に引き続き「嫌われる勇気」から学びます。

人生が変わる必ず読むべき1冊!「嫌われる勇気」とは?①

前回は原因論と目的論をご紹介しました。

人は何か原因があって行動を起こしているのではなく、目的が先にあって

その目的のために行動しているというものです。

つまりトラウマのような過去の原因となるであろうことを完全に否定しているわけです。

さらに当著書で紹介されているアドラー心理学では、承認欲求すら否定をします。

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 単行本(ソフトカバー) – 2013/12/13
岸見 一郎  (著), 古賀 史健  (著)

承認欲求の否定

誰かに褒められたいと考えるのは当然のことだと思いますよね。

しかしこの承認欲求をベースにしてしまうと、褒められなくなったら

何もやらなくなってしまうかもしれませんし、相手が褒めるかどうかは結局は相手次第なのです。

人は他者の期待を満たすために生きているのではありません。

嫌われたくないと思うことは自然な欲求ではありますが、それに抗うことが

自由を行使しているという証でもあります。

課題の分離

他者が褒めてくれるかどうかだけではなく、他者の課題に対して踏み入ってはいけないと言います。

あくまでも自分の課題と他者の課題を切り離す、課題の分離という考え方です。

しかし、他者の課題に対して放任主義で見放せば良いというわけではありません。

放任主義ではなく、見守るのです。

例えば前回の引きこもりの例でいうと、まず引きこもる目的として

親に注目してほしいから、といったことが考えられます。

そんな引きこもりに対して過度に注目するのではなく、あくまでも

「いつでも援助の準備がある」というメッセージだけを送り、見守るのです。

この著書で何度も出てくることわざにこのようなものがあります。

馬を水辺に連れていくことは出来ても、水を飲ませることは出来ない

馬を水が飲める場所まで連れていったとしても、水を実際に飲むかどうかはその馬次第です。

つまり、援助する最大限の協力は出来たとしても、実際にその援助を受けるかどうかは

最終的には他者次第であり、他者の課題ということです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

他者がどういう反応をするのか、課題にして最終的にどういう判断を下すのか。

そこまでは誰にもわかりませんし、本人以外コントロール出来るものではありません。

それであれば自分自身が出来ることにフォーカスし、最大限に日々やれることを

やり続けるということが大事なのだと改めて感じました。

もし誰かの反応が気になって悩みになっているようであれば、

ぜひ一度読んで頂くことをおすすめします!

コメント

  1. […] 以前ご紹介したあの「嫌われる勇気」の続編、「幸せになる勇気」。この著書もまた、アドラー心理学の内容をもとに多くにことを学べる一冊になっています。今回はこの「幸せになる勇気」から得た学びをご紹介していきます!「嫌われる勇気」の関連記事はこちら・・・人生が変わる必ず読むべき1冊!「嫌われる勇気」とは?①人生が変わる必ず読むべき1冊!「嫌われる勇気」とは?② […]

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